自己破産するなら司法書士や弁護士に相談

債務整理には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産などの方法があります。借金の金額がどれくらいあるか等で、選択する方法が変わってきますが、素人にはなかなか分かりにくいですから、まず司法書士や弁護士などの専門家の方に相談してみるのが賢明です。

自分の返済能力で考えて、だいたい5年かけても返済が不可能な借金の額なら自己破産という最終手段も検討すべきです。司法書士や弁護士などへの支払う金額は、債務整理の方法、借金の額などによっても変わってくるので一概には言えませんが、例えば任意整理の場合の弁護士費用は、債務額の5~10%くらいが相場だといわれています。自治体や弁護士会などの主催で無料で債務相談を行っている場合も多いので、最初はそれらを利用してみるのもいいでしょう。

弁護士や法律事務所について。

自己破産は債務整理の中で最もデメリットが大きい

借金を帳消しにできる自己破産は、債務整理の中でも最も減額効果の大きい手続きです。メリットが大きいゆえに、手続きによるデメリットも大きなものとなります。破産成立後の5年から10年間は、クレジットカードを利用したり、金融機関からお金を借りることができなくなります。

政府が発行する官報という機関紙に名前が掲載されます。これにより悪徳金融業者から、違法な融資を勧めるダイレクトメールが届くようになります。価値ある財産はすべて差し押さえられてしまいます。持ち家や自家用車を手放すことになりますが、これを避けるために事前に財産を隠すなどすると、自己破産の手続き自体が不認可となりますので注意が必要です。

債務整理、自己破産の流れについて知りたい!

債務整理の一つ、自己破産ですが、どのような流れで進んでいくのか知っておけば、いろいろと勉強になります。まずは弁護士や、司法書士に相談にいきます。その結果本当に自己破産しか手がないというのであれば、その通り話を進めていきます。

そこでこの書類に記載をしてくださいと言われる書類が何点か出てきますので、指導通りに記載項目を埋めていきます。その書類がそろって、裁判所へ提出次第、訴訟が始まることになります。この申告をした時点で借り入れ先からはそういった連絡が行きますので、支払いについて催促の電話は来なくなります。

債務整理の最終手段・自己破産

なぜ自己破産が債務整理の最終手段を呼ばれているのかご存じでしょうか?そもそも自己破産って一体どういう手続きを指すのでしょうか?知らないでおいたらそれでも困ることがない人生のほうがいいですが、ニュースにも頻繁に取り上げられていたりするため、世間を知っておくという点では、知っておいて損のないことです。

まずどういった状況になるのかというと、今抱えている借金が0円になります。100万円あっても、200万円あっても、返済する義務がなくなります。しかし多額の借金が0円になるわけですので、当然それなりの審査が入ります。裁判での承認が必要になってきます。

債務整理・自己破産をするデメリットについて知っておこう

自己破産は借金をゼロにすることができるので、多額の負債を抱えている人にとってはまさに債務整理の最終手段ともいえる方法です。そのため芸能人などで、多額の借り入れをしている人が自己破産を行うと話題になるのです。当然ゼロになる分のデメリットは存在します。

まず多額の財産は持つことが許されません。特に車や家をもっている人は差し押さえになる可能性の方が高いです。差し押さえになる財産の基準については、20万円と言われています。車も家も20万円以下の価値であることの方が少ないと思いますので、これらは没収されると思っていた方がいいでしょう。また海外旅行に行く際にも審査が発生する事はあります。